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モウカの星って聞いたことありますか?モウカは高級ふかひれを持つネズミザメのことです、星は心臓のこと、ちなみにカツオの心臓もカツオの星、モウカの星はネズミザメの心臓です地元では、酢味噌で食されるものですしかし、近年高騰が続き手の出ない食材になってきています。気仙沼ではイオンでもで買うことができます(笑)。
1.さばき方
もうかの星についている管とひだの部分を取り除きます。
一度洗い流します。
縦に包丁を入れ四つ割りにします。
もう一度洗います。(ここで洗うことで臭みをとります)
表面に薄皮があるので皮を引きます。
お造りにしていきます。
クッキングペーパーに並べて冷蔵庫で一時間寝かせます。(寝かせることで色よく発色します)
お皿に盛り付けて完成
一般的には酢味噌で食べるようです。しかし、最近は、ごま油で提供するお店も出てきました。
2.実食
触感は、柔らかいが弾力があり さっぱりしたレバ刺し(個人によって感じ方はいろいろかと思います)
ほんのり癖があり酢味噌で食べる意味が分かります。
3.サメ漁について
気仙沼は、高級食材ふかひれの生産日本一の町、延縄マグロ漁で一緒にサメがとれます。そのサメから、ふかひれ、かまぼこ、もうかの星、皮はベルトやバックにまた軟骨は、栄養補助食品の原料にもなり捨てるところのない資源なんです。
しかし、環境問題フィニング(ヒレだけ取り海に捨てる行為)を疑われてしまうこともあるようです。
地元企業のふかひれメーカの社長と話す機会があり聞いたところ、日本の話ではなく海外の話とのことでした。ほっと安心した。
4、サメの身を食べる文化
日本には、数か所サメの身を食べる文化があります。
新潟県上越市では、お正月に食される。煮込んで冷まし煮凝りやお雑煮に入るようです。
広島県圧原では、なんと刺身で食される。また名前がすごい なんと「ワニ」である。
わがふるさと 栃木県では、モロと言われショウガ醤油で炊いて煮物として年中食べられる。その昔、栃木のスーパーには冷凍のマグロ、冷凍のイカ、酢だこ、塩鮭、モロこのくらいしか並んでなかった、しかし、流通技術が進歩して新鮮な鮮魚が並んでいます。そのためモロを食べる家庭も減っているようです。
ここ「気仙沼」では、サメの身を食べる文化は無いようです。
保冷技術のなかった昔は、あしの早いものは地元で消化、持ちの良いものは出荷だったのかもしれません。
5.まとめ
もうかの星はサメの心臓でサメの命をすべて食す(いただく)ために生まれた食し方まさに骨の髄までいただきます。
フードロスが騒がれる世の中で素晴らしいことですね。
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